ポンプのご相談から見えてきた、本当のお困りごと
高温液体用ポンプの選定から、液面の油回収という課題へ
先日、お客様より「高温の液体を送りたいので、適したポンプを提案してほしい」とご相談をいただき、打合せに伺いました。
当初は、高温液体に対応できるポンプの選定が主なご要望だと考えていました。
しかし、実際の使用状況や作業内容を詳しくお聞きしていくと、もう一つ大きな課題があることが分かりました。
本当に解決したかったのは「液面に浮いた油の回収」
お客様が抱えていたもう一つのお困りごとは、液面に浮いている油を回収したいというものでした。
液槽の中に浮上した油を回収する場合、単純にポンプで吸い込むだけでは、油だけでなく、その下にある液体まで多く吸い込んでしまうことがあります。
そのため、油を効率よく回収するには、吸込方法にも工夫が必要です。
フロート(浮上油回収装置)を利用した吸引方法をご提案
そこで今回、液面付近に浮いている油を効率よく吸引する方法として、フロートを使用した吸引方法をご紹介しました。
液面の変化に合わせて吸込口をキープ
フロートを使用することで、液面の高さが変化しても、吸込口を液面付近に保ちやすくなります。
そのため、液面に浮いている油を優先的に吸引しやすくなり、不要な液体の吸込みを抑えながら油を回収することが期待できます。
ポンプそのものを選定するだけでなく、このように使用環境や目的に合わせて周辺機器や吸込方法を工夫することで、より効率的な運用につながる場合があります。
「何を送りたいか」だけでなく「最終的に何をしたいか」
今回のケースでは、最初にいただいたご相談は「高温液体に対応できるポンプを探している」という内容でした。
しかし、実際の作業方法や現場の状況について詳しくお聞きすることで、**「液面に浮いた油を効率よく回収したい」**という、より具体的な目的が見えてきました。
現場のお困りごとに合わせたご提案を
ポンプの選定では、液体の種類、温度、流量、揚程などの条件を確認することはもちろん重要です。
それに加えて、
- こんな液体を送りたい
- 液面に浮いた油を回収したい
- 今の作業をもっと効率化したい
- 作業者の負担を減らしたい
といった、実際の作業で感じているお困りごとをお聞きすることで、ポンプだけではなく、周辺機器を含めたより適切な方法をご提案できる場合があります。
ポンプや液体移送のお困りごとはお気軽にご相談ください
「どのポンプを選べばよいか分からない」という段階でも問題ありません。
使用する液体や温度、現場の状況、最終的に実現したいことなどをお聞きしながら、使用条件に合わせた方法を検討いたします。
ポンプだけに限らず、周辺機器を含めた液体移送・回収方法をご提案いたしますので、お困りごとがございましたらタカトテクニカにお気軽にご相談ください。